X-GIRL FEELS 22.rei_maruyama

X-girl feels

ストリートカルチャーを中心に、さまざまなジャンルで活躍するX-girlフリークにインタビューする
企画「X-girl feels」。ファッションやお仕事、プライベートに関して “feel” =感じていることを聞いていきます。


第25回目は丸山礼さん。テレビやYouTubeで職業の垣根を越えて活躍する彼女が教えてくれる
“枠に囚われずに生きるためのヒント” とは。

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01.

今日の衣装でお気に入りのポイントはありますか?

やっぱりこの目を惹くレオパード柄のふわふわカーディガンでございます!

02.

X-girlにはどんなイメージがありますか?

腕を組むより肩を組んでいる女の子みたいな、そういうイメージ。ちょっと強めで日本の若者カルチャーの先頭みたいな。小学生の頃は、X-girlを着ているお姉さんに超憧れていましたね。あと私はこの間、東京ガールズコレクションのX-girlステージでも歩かせていただいて、すごいご縁があるなって。改めて日本で注目されているし、ずっとあるブランドっていうイメージです。

03.

東京ガールズコレクションでのX-girlステージはどうでしたか?

「トップバッターよろしくお願いします」みたいなお手紙が置いてあって、トップバッターっていうのを当日知りました。私はモデルさんでもないし、女優さんオンリーでもなくて、私を面白おかしく見てくれている方が超多いので、そういう人の期待を裏切らないようにしなきゃって思いました。ちょっとお洋服がロックめだったのと、メイクも強めでドライな感じに仕上がったので、なんかギターとかひいちゃう?みたいな感じでエアギターをしました。いい意味で目立っていたかなとは思います。

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04.

丸山さんの普段のファッションや、最近ハマっているアイテムが気になります!

今日の衣装は割と普段と近いかも。私はプラスサイズというか結構大きめなので、普通の女の子のお洋服ってよりは大きめのTシャツ着て、ちょっとパンツをウエスト上めで履いて、インしちゃうよ?みたいな。夏はそんな感じで、冬はトレーナーをめっちゃ着ます。フーディとかもよく買いますし。強い女性像に憧れるので、そういうのをインスタとかでディグりながら真似しています。ハマっているのはシャカシャカのカーゴパンツみたいな、いっぱいポケットがついているパンツで、それは衣装とかでもお願いするようにしています。全部のブランドのカーゴパンツを集めたんじゃないかってぐらい。

05.

元々どういった経緯で芸能界に入ることになったのですか?

モノマネをするのが好きで、学校の先生とかの真似をしていて、芸能人の真似をしたくなって、それを誰かに評価してもらいたくなっちゃって、いろんな番組とかに送ってみたけど音沙汰なかったのが、高校2年生くらいです。高校3年生のとき今の事務所の養成所から「札幌でオーディションするから来ない?」って電話がかかってきて、行ったらすごく気に入ってくださいました。その時は保健室の先生になりたかったけど、今このタイミングならやり直しもきくし、やってみようって。こんな北海道の田舎娘をそんなふうに言ってもらえるとは思ってなかったけど、前に出ることに対してのポテンシャルは高いと自負していたので、思い切って飛び込みました。

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  • 06.

    お笑い芸人の活動に対して、どんな思い入れがありますか?

    昔、自分が家庭環境とか色々あったとき、テレビを見て笑って元気になったり、保健室に行って話したら元気でたりして。周りの人を笑わせたり幸せにしていきたいってことは昔から思っていました。それで、テレビに出ればもっといろんな人を笑わせたり幸せにできるなって。YouTubeをはじめて、悩みとかを全然会ったことのない人から募集して「ポジティブに前向きに笑って、消化して、また明日も頑張っていこう」っていう “小さい保健室” みたいなのをやれている。それはすごく現代っぽいし、自分に合ったやり方でできているのは嬉しいなと思っています。そんな感じ♪

    07.

    モノマネで相手へのリスペクトを失わないために、気をつけていることを教えてください。

    お歳暮めっちゃ送る(笑)。年末年始に「ありがとうございます!」って。モノマネ界って失礼になっちゃうことも多くて。笑いには誇張するのが必要だから。先輩方にも、お歳暮を送ったり感謝の気持ちを示せって言われているので、主要の方々には、その方に合ったものに手紙を添えて送らせていただいています。あとは、「失礼かな?」って思う自分の気持ちに負けないようにしてる。

    08.

    日常生活のなかで、いつ・どこでネタのインスピレーションを受けることが多いですか?

    テレビとかTikTokかな。「こういうのが好きなんだ、こういうのが若い子たちに流行るんだ」っていうのが分かりやすいから、自分が面白いなーと思ったら勝手に真似しちゃうんですよね。声質でいけそうだなと思ったらめっちゃガン聞きして、自分も同じような声出してみたりとか。あと人の真似をするコントとかは、ご飯屋さんにいる女の人たちの会話を盗み聞きしたりしてる。スタバにいる女性たちとか。若い頃は新橋のビルに行って、OLさんとかサラリーマンさんとかの帰り道を見ていました。最近は駅のホームにあるベンチに座ってみたりしています。

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09.

ますますの活躍が期待されますが、今後の目標をズバリ聞かせてください。

需要に応えていく。ずっとそれが目標。みんなの満足度のレベルに合わせられる自分でいたいというか。今年は初めて主演のドラマをやらせてもらいました。小学生の頃、女優さんになりたかったけど、そんなの一握りしかできないよってささやかれて、絶対無理って諦めて。でも気づいたら女優さんになっていました。表現したいのは変わりなくて、誰かになりきりたいみたいな。なので真新しい自分でいたいなと思います。いろんな新しいことやってるよね、みたいな。枠に囚われず、なんでもできちゃう人の仲間入りをしてたいなって思います。

10.

枠に囚われずに生きるためにアドバイスがあればお願いします!

我慢の限界がきちゃった時に逃げる選択肢を増やしておくために、ちょっと気持ち悪いな、モヤモヤするなって状態の時に、少しだけ未来を見てどう動こうかって考え出すのはありなんじゃないかなと思いますけどね。「こういう自分になりたい」みたいな。私の1番最初の目標は東京ガールズコレクションで歓声を上げてもらえるってところでした。そこから逆算してこう動いていくっていうのは、人間の脳みそ的にみなさんにあるものだと思うし。それを改めて考えて丁寧にやってみるだけでも、自由な自分を手に入れられるんじゃないかなと思いまーす!(笑)。

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  • CARDIGAN ¥14,300 (all tax in)

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丸山礼

1997年4月1日生まれ。YouTube「丸山礼チャンネル」の登録者数は126万人を突破し、SNS総フォロワー数は250万人超え。NHKの夜ドラ「ワタシってサバサバしてるから」では主演を務めた。

PHOTO:KYOHEI HATTORI(Luuna)
MOVIE:MARINA MAEKAWA
HAIR&MAKE-UP:RIE SHIOYA
TEXT:SARA HIRAYAMA
PRODUCTION:KEN OFFICE
EDIT:X-girl